CROSS TALK
クロストーク
02
クロストーク
2025年度より、丹青TDCでは「一途に生み出す。」というブランドコンセプトを掲げ、自分たちの根幹にある想いを社内外に発信しています。社員へのアンケートやワークショップを通じて生まれたこの言葉には、どのような背景があり、どんな未来を見据えているのでしょうか。ブランドコンセプト策定プロジェクトメンバーが語ります。
MEMBER
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H.S
ターミネーターのように、たとえ片腕がもげても目的を遂行する……くらいの気概を持って、仕事に取り組むことが、私の思う一途さです。
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J.Y
私が一途に大切にしていることは、継続すること、知らないことやわからないことに前向きに取り組むこと、またオンとオフの切り替えをしっかりすることです。
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N.A
私にとっての一途さは、設計の方が描いたパースや図面を、忠実に具現化すること。それがお客様やエンドユーザーの満足にもつながると考えています。
それぞれの想いを起点に始まった
ブランドコンセプト策定プロジェクト
- J.Y
- このプロジェクトは、全社員向けのアンケートから始まりました。10問ほどのアンケートで、丹青TDCの強みや弱み、どんな会社になってほしいかなどの設問があったと記憶しています。この機会にと、普段から思っていることや会社への意見を書かせてもらいました。
- N.A
- そうですね。私自身、もっと若手主導の会社に変えていかなきゃいけないという想いがずっとあって。ちょうど新しいオフィスへの移転も決まっていたので、そこでの働き方への希望や、風土として変わってほしいことなども書きました。
- H.S
- 以前は意見箱のようなものがあったのですが、最近は会社に直接想いを伝える機会が少なくなったと感じていたので、いい機会でしたね。アンケートに回答してからしばらくして、10名ほどの社員が集まるワークショップに参加しました。普段あまり話したことのない方や若い社員の意見も聞くことができて面白かったですね。
- J.Y
- ワークショップの開催時期が繁忙で、正直最初は戸惑いがありました。しかし、普段の業務に追われていると会社のことを真剣に議論する機会はなかなかないので、貴重な体験になりました。
- H.S
- ワークショップの中で印象に残っているのは、丹青TDCらしさを考えるセクションで「昭和気質」「体育会系」という声があったこと。世の中的にはネガティブに捉えられることの多い言葉だと思うのですが、「熱い想いを持っている」というような肯定的な文脈での意見が多く、新鮮でした。
- J.Y
- 個人的には、特に若手の意見を聞けたのが良かったですね。過保護すぎず、かといって放ったらかしにもしないでほしいというような声があって。そのバランスを考えてコミュニケーションしなければと、背筋が伸びました。
受け継がれてきたTDCらしさを
次の世代へ伝え・良くしていく。
- H.S
- 全社アンケートやワークショップを経て生まれたのが、「一途に生み出す。」というブランドコンセプトです。この言葉を聞いた時は、なるほどと腑に落ちました。いいものをつくることが自分たちの使命だと思っているけど、そこに意味や意義を見出そうとしすぎると苦しくなってしまうんじゃないかとも感じていて。世間や社会にどう思われるかではなく、まずがむしゃらにやればいい、と言われているようで、とてもいい言葉だと思っています。
- N.A
- ストレートでわかりやすい言葉ですよね。業務の特性上、私たちは自社のことを対外的にアピールする機会がなかなかないので、このブランドコンセプトはもちろん、新しいオフィスでも、TDCのいいところをもっと世間に伝えていけたらと思っています。私は新オフィスの施工担当という立場でもあるので、率先して普段の働き方から変えていきたいですね。
- J.Y
- 「一途に生み出す。」というブランドコンセプトを聞いて、自分たちにとっては当たり前だと思っていたことが、実は今まで脈々と受け継がれてきたものなんだという気づきがありました。こうした価値観を若い世代にも伝えていって、もっとよくしていくことが大切だと思っています。
- N.A
- J.Yさんの言う通り、自分たちの知識と技術と想いをどう継承していくのかを、ちゃんと考えて行動しなきゃいけないと思っています。特に新しいオフィスではフリーアドレスを導入していたり、協力会社の方々も利用できる「共創エリア」を用意していたりと、コミュニケーションが活発化するような仕組みを取り入れているので、うまく活用していきたいです。お客様や設計者との議論も活発になっていくといいですね。常に新しい技術や素材を取り入れ、丹青TDCの成長とともに進化していくオフィスになったらと思います。